やまもと歯科

Q&A

Q1.予約をしたらすぐに診てもらえますか?

A.やまもと歯科は基本的には予約制です。本予約をされた方は予約時間に治療がスタートできるように、全スタッフが努力をしています。やまもと歯科にはもう一つM(エム)予約という予約があります。このM予約は、本予約がいっぱいの場合に、取っていただく予約で、本予約の方の治療が終わりしだい治療を開始する予約です。もしも本予約の方が来院できなくなった時にはM予約の方をすぐに治療します。

Q2.予約をしていなかったら、診察してもらえないのですか?

A.いいえ、診察はいたします。ただ、治療に必要な時間を十分に確保して、適切な診療を受けていただくために、基本的にはご予約をお願いしております。まずはお電話でご予約をお願いいたします。
初めての方もお電話(082-845-6480)でご予約をお願いいたします。
痛みがあったり緊急の方はその旨をお電話でお伝えください。その時の状況によりますが、できるだけ早く診療させていただくようにしております。

Q3.やまもと歯科には何歳から行ってもよいですか?

A.0歳の赤ちゃんから診察しています。
心配なことがあれば、電話で予約をする時に、気になる症状をお伝えください。

Q4.担当制ですか?また、途中で担当を変更してもらうことはできますか?

A.メンテナンスや歯周病の治療は担当制です。
もし、お仕事などの都合により来院可能な曜日が限定・変更になるようでしたら、担当可能なスタッフへ担当変更させていただいております。その他の理由で担当の変更をご希望の場合も遠慮なくおっしゃってください。

Q5.レントゲンが心配なのですが、歯科のレントゲンの量は、どのくらいですか?

A.当院で使用している歯科用CTは、医科用CTと比べて10%未満の被曝線量で撮影しています。

Q6.メンテナンスというのは、どんなことをするのですか?

A.メンテナンスは、むし歯と歯周病を予防して、ご自身のお口の中の健康を維持するために自ら意志を持って受けていただくものです。メンテナンスは、まず口腔内の状態を見させていただき、前回の状態と比較します。(毎回とは限りませんが、歯周病の再検査をします。)
その後歯面に付着した歯石やバイオフィルム(プラークなど)を除去し、専用の機械とフッ素入り研磨剤を使用して歯面をすみずみまで磨き、汚れを付きにくい状態に仕上げていきます。
最後にむし歯予防の為のフッ素を塗布します。全体のメンテナンスが終わった後は、基本的には3ヶ月後(もしくは3~6ヶ月以内)に来院していただきメンテナンスをします。
※多くは1~2回程度で終わりますが、歯周病の進行具合によりまれに3~4回かかる場合もあります。

Q7.どうして歯石は取った方がいいのですか?また、どうやって取るのですか?

A.歯肉炎や歯周病は細菌感染によって起こり、進行します。この細菌は滑択なつるつるした歯面では生きて行けず、歯石が丁度気持ちのいいベッド(温床)の様な役割を果たしていて、その中で活発に増殖します。
歯石を取る時に同時にバイオフィルム(細菌のかたまり)も除去するので、歯周病の予防と治療にはとても大切な処置です。他には、歯石が長く付いたままにしておくと、歯肉の退縮も起こさせ、知覚過敏などの原因にもなります。

歯石の取り方は、超音波スケーラーという振動する器具と、手用のキュレットという器具を併用して丁寧に取ります。超音波スケーラーは、短時間で何歯もの歯石を取ることができ、患者さんの受診回数の負担が少なくて済みます。手用のキュレットは、超音波スケーラーでは取りにくい部位の歯石を確実に取っていきます。
メンテナンスの時にも、まず、超音波スケーラーでかなりの歯石を取った後、手用のキュレットで仕上げの歯石除去をします。歯自体は削りませんので、ご安心ください。

Q8.治療やメンテナンスの1回の時間は何分くらいですか?

A.治療は、内容にもよりますが、30分~1時間くらいです。メンテナンスは、基本的には約1時間の予約をお取りさせていただいています。

Q9.メンテナンスはどれぐらいの間隔で受ければいいですか?

A.基本的には3ヵ月に1回が理想的です。3ヵ月という根拠は、メンテナンスによって減少した歯周病原因細菌が、3ヵ月経過すると、また増加してくるという研究結果があるからです。口腔内の状況がよくない場合は、1~2ヵ月に1回をおすすめすることもあります。

Q10.歯を白くしたいのですが、どんな方法がやまもと歯科にはありますか?

A.やまもと歯科では、除去可能な着色や汚れは、歯科衛生士がメンテナンスによって丁寧にお取りします。それ以上に白くすることをご希望であれば、ホームホワイトニングを行います。また、白い補綴物(人工の歯)を被せる治療も行っています。

Q11.保険診療と自由診療は、どのように違うのですか?

A.保険診療は、必要最低限の技術や材料しか使用できない治療です。治療のために使用できる材料に制限があります。長い目で見れば、自由診療の方が、ご自身の健康を維持して豊かな人生を送ることができると思います。見た目の美しさや咬む能力は、自由診療の方がより美しくより自然な咬み心地が実現できます。

Q12.歯周病ってどんな病気ですか?

A.歯周病とは、『歯周病菌(細菌)』に感染し歯茎が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまうこわい病気です。日本人の成人の約80%が歯周病にかかっているといわれています。また、歯周病はお口の中だけでなく全身へ悪影響を及ぼす病気です。
歯周病は予防することができる病気です。もし歯周病になっても、早い段階なら治療によって改善することができます。重度に進行している場合は、これ以上悪化しないように治療することが大切です。
一番良いのは歯周病にならないことですから、予防することがとても重要になります。

Q13.タバコはどうして歯周病によくないのですか?

A.喫煙をしている人はタバコに含まれるニコチンの影響によって毛細血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。血流が悪くなると歯周病にもなりやすくなり、インプラントの成功率も下がります。
ご自身の歯やインプラントを長持ちさせたいのであれば、喫煙はしないかあるいは減らすことを是非おすすめします。

Q14.インプラントの治療は、どの様に進んでいくのですか?

A.まず抜歯などで歯がない部分の骨がインプラントに耐えられるだけの量や密度が十分にあるかどうかCTを撮影して検査します。他に健康状態も大丈夫の人のみ、インプラントの手術が受けられます。手術当日は前日にしっかり睡眠を取り、食事もしっかり取って来て貰い、術前に抗生剤を服用して貰って来院頂きます。
来院後はインプラント埋入部分及びその周辺をクリーニングして、麻酔をするといった流れになります。消毒の済んだ手術用の個室に移動していただき、インプラント手術スタートです。

行程① 歯肉切開
行程② 骨の切削
行程③ インプラント埋入
行程④ 縫合
行程⑤ 確認のCT撮影

埋入に際しては専用の機械で人体に負担のない圧力で埋入して行きますので、ご安心下さい。所要時間は埋入する本数や場所にもよりますが、例えば1本だけだと、正味手術時間は30分くらいです。
最後に術後の諸注意→CTを見ながらの院長の説明でインプラント手術は完了です。

Q15.インプラントが入って、最終的に噛めるまでにどの位日数がかかりますか?

A.個人差はありますが、早ければ2カ月、遅くても6カ月で最終的な歯が入り噛めるようになります。

Q16.インプラントを入れた後に大切なことはどんなことですか?

A.インプラント治療については、詳しくはコチラをご覧ください。
インプラント治療を行った場合には、その後定期的にメンテナンスを行うことが重要になります。メンテナンスでは、歯磨き指導、歯石除去、クリーニング等を行います。そして、炎症が起きていないか、人工歯(上部構造)がゆるくなっていないか、噛み合わせは問題ないかなど等チェックします。

Q17.テレビや新聞やマスコミで言われているトラブルが心配です。どのように対応されていますか。

A.テレビや新聞やマスコミで言われているインプラントに関するトラブルは、その原因のほとんどが、十分な術前の検査を行わずに治療をしてしまって、起こしてしまうことが多いようです。また研修や経験が少ない歯科医師が、無理に治療してトラブルになることもあるようです。

やまもと歯科では、術前に歯科用の全身の健康状態や他の病院での治療状況、服用されているお薬、過去に大きな病気をされたかどうかなどを詳しく確認します。
術前の検査によって、十分に安全性が確認できた場合のみインプラント治療を行っています。(そうでない場合は、状況を詳しくご説明し、他の治療方法もご提案します。)

インプラント治療当日は、十分な時間とスタッフを確保し、感染予防のために、器具の消毒や滅菌はもちろん、個室において手術室に準ずる衛生的な環境でオペを行っています。
また、もしも当日に状態がよくない場合は、無理には行わずに、オペを中止する場合もまれにあります。インプラントに関して、技術や手技や学問は、日進月歩ですから、院長をはじめすべてのスタッフは、日々最新の情報を取得し、研鑽、研修を行っています。

インプラント治療によって、お口の健康が悪化していくことをくい止め、健康を回復し、豊かな人生を過ごしていただきたいと思います。
やまもと歯科にお越しになった方が、そのようにして豊かな人生を過ごしていただくことが、歯科医療にかかわるわれわれにとっても大きな喜びです。インプラント治療を選択されないということは、その方にとって豊かな人生を過ごすチャンスを失うことにつながる可能性があると考えられます。

Q18.痛くもなく、しみることもなかったのに、治療をした後しみはじめた歯があります。どうしてしみるのですか?

A.むし歯が進行しているのに、その時点でまだ痛みの症状が出ていない場合があります。むし歯が進行していると、治療後にしみたり症状が出ることがあります。これは神経に近いところまでむし歯が進行していた場合に起こります。多くの場合は徐々に症状は減少します。ただし約10%は症状が残る場合があります。基本的に歯の神経はあった方が歯のためにはいいのですが、日常生活に支障が出るようであれば、神経だけを取る治療を選択することもできます。
治療後に症状が出ることは、時々あることですが、患者さんにとっては不信に感じられる事だと思います。

Q19.小さなむし歯だったのに、大きく削られたことがありました。どうしてですか?

A.見た目は小さいむし歯なのに、予想していたよりも大きく削られてしまったという経験はありませんか?これはむし歯の進行の度合いが、歯の表面と内部で大きく異なることに原因があります。

歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、その中は比較的軟らかい象牙質になっています。そのためエナメル質のむし歯は小さく見えても、中の象牙質では大きくむし歯が進行していることがよくあります。
歯の内部にある象牙質は、むし歯菌が産生する酸に対しての抵抗力が低いため、表面にあるエナメル質と比較してむし歯の進行が早くなります。そのため小さいむし歯だと思っていても表面のエナメル質を削っていくと、中から大きなむし歯が出てくる結果となります。

歯は外側にあるエナメル質と内側にある象牙質で結晶の走行が違います。エナメル質は歯の外形に沿って走行していますが、象牙質は中の歯髄に向かって走行しています。むし歯はこの結晶の走行に沿って進んでいき、またエナメル質と象牙質の境目でやや広がるという特徴があります。
たとえばかみ合わせの溝にむし歯ができた場合、むし歯は結晶の走行に沿って象牙質に近づくほど大きくなっていきます。そして象牙質に接する部分で少し横に広がり、歯髄へ向かって先細りに進んでいきます。

以上のような理由で、見た目が小さいむし歯でも実際は内部で大きなむし歯になっていることが多いので、「決して小さいむし歯を過剰に大きく削っているのではない。」ということをご理解いただければと思います。

Q20.以前に治療した歯に違和感があります。生活に困る程ではないのですが、診てもらった方がいいでしょうか?

A.治療したからといって、その歯が今後むし歯に絶対にならないというわけではありません。治療した歯でもむし歯や歯周病になる可能性があります。
早期発見することで時間や費用、痛みなどの負担も軽くなります。気になる様であれば診察いたしますので、ご予約のお電話をお願い致します。

Q21.神経を以前取ったのに痛む歯があります。どうして痛むのですか?

A.神経を取るというのは歯の根っこの先端で歯髄を器具でからめとるようにねじ切って除去することです。この傷口の感染や出血が痛みの原因です。
通常この痛みは歯の神経症状「甘い物や冷たい物がしみる」といった痛みとは違い、噛むと痛い、熱い物を食べるとジーンと痛む(化膿性の炎症の場合)、歯茎が腫れぼったくて痛いという歯牙支持組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)の痛みです。その痛みの程度や持続期間は歯髄の感染の度合い、炎症の進行度合いや痛みの感受性といった個人差によって様々ですが、こうした症状は3日から1週間で消えます。」

歯牙支持組織の病気には大きく分けて2通りあります。歯の根管内が細菌感染して起こる病気歯を支える歯肉や骨が感染して起こるいわゆる歯周病です。

前者は、神経を取った歯の中に細菌が隠れていたり、再度むし歯になって細菌感染したり、時には歯周病が原因で根の先端から逆に感染することもあります。これらの細菌感染が原因で根の先端に膿が溜まって痛みを生じます。

後者は主に歯垢や歯石が原因の細菌感染や歯に無理な力がかかる食いしばりや歯ぎしり、悪い噛み合わせなどによる外傷性咬合などが原因です。

これら以外には歯根の破折やヒビなども痛みの原因になります。いずれの場合でも治療が必要です。 例外的に風邪をひいた時や花粉症などのアレルギーが原因で上顎洞や鼻粘膜が腫れて歯が浮いたような痛みを生じる場合もあります。また寝不足や肩こりが原因の場合もあります。

Q22.どんな歯ブラシや歯磨き剤を使ったらいいですか?

A.歯ブラシはたくさん種類があります。患者さんの口腔内の状況だけでなく、治療経過や磨き癖、生活背景などに合わせてご案内させてもらっています。
歯磨き粉を選ぶ時は、お口の状態に合わせて選んでみましょう。

  • 歯垢の除去付着防止
  • むし歯予防
  • 歯周病予防
  • 知覚過敏防止
  • 着色の除去

複数の症状で悩んでらっしゃるのであれば、デンタルリンスがあるので合わせて使うこともお勧めします。
大切なのは、汚れを磨いて落とすことが一番大切です。歯磨き粉の効果に頼りすぎて、歯磨きがおろそかになってしまわないことです。